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2018/04/15

天皇の身体と皇位継承-歴史から考える-

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 結局、共通している現代にひきよせた問題意識は、いまの天皇のありようは、政治と距離をとり、政治権力との関係でどうのこうのという問題にはならないが、この象徴天皇制の出発点からすると、かなり現状は天皇主導でやりすぎた象徴制でしょうという感じかなあ。今後を展望した時、きちんとした象徴天皇制のありようを国民的には議論しておかなければならないでしょうというところかなあ。それは国民主権からいってそうだろうし、憲法に象徴天皇制は規定されているだけにねえ。だけど、それならば天皇制の固定化を認めるのかということにもなるとの批判もあるのだけどねえ。いろいろ勉強したいし、今度の加藤講演も期待だなあ。


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