否定と肯定
今日は、元日から映画です。まだ見ていなかった、この映画です。圧倒的な満足ですね。歴史修正主義に直面しながら、それと対峙する仕事をしている身としてはいろいろ考えさせられます。だけどねえ。こういう映画を見て、いつもまず考えさえられるのは、ホロコーストに対する認識、責任の重さの違い。先日も、90代のナチの将校が、収監されたことがニュースになっていたが、このホロコーストへの圧倒的な問いかけは、やはりすごいと思う。翻って日本は、アーヴィングみたいな輩が、今日の夜のテレビでもうようよ出ているんだものなあ。だいたい、映画の原題は、「Denial」。直訳すると否定であったり、否定者であったり。その告発こそこの映画の主題。決して、二項が台頭に対立しているのではない。そういう認識が日本にはないのかなあ。
それでも、映画館は元日から満席だったし、それはそれで大事だと思う。観客の多くは若い人だったしなあ。
「慰安婦」問題が年末から、まだ大きくクロ―ズアップされている。うーん。日韓合意の不十分さがあったあっととしても、再協議がはじまらないのはどうしてか? 韓国に対していろいろな議論があるけど、そもそも、合意を無視して、歴史修正に手を出したのはだれなのか? いろいろな論点はあろう。 しかし、日韓合意を善意ですすめようとした流れもあったのだろうなとは思う。もしあの時、日本の首相が、人を介してでも、当事者に、真摯な謝罪を表明していたら、ことは違ったかもしれないし、歴史教育の分野で何か踏み出していたらちがっただろうとは思う。だけど、その首相が、歴史修正に手を貸していたのなら…。そういうことをちゃんと問わないといけないだろうなあ。
映画にえがかれた経緯では、いろいろな発見もたくさんあったし、そこから教えられることも多い。それだけに、たくさんのことを考え議論しなくっちゃいけないよなあ。
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