被害我慢で「感謝状」? 高江米軍ヘリ炎上 「何に対して」地主困惑
これはいったい何なんだ? もう沖縄では、わけがわからないことが起こりすぎ。
被害我慢で「感謝状」? 高江米軍ヘリ炎上 「何に対して」地主困惑(琉球新報)沖縄県東村高江の米軍ヘリ不時着・炎上事故で、在沖米軍は15日、事故現場となった牧草地地主の西銘晃さん(64)に感謝状を贈った。米軍から事前の説明はなく、突然の感謝状に西銘さんは「あきれて物が言えない。我慢してくれたから感謝状なのか。何か自分から協力したわけでない。何に対する感謝状なのか」と話し、困惑している。
西銘さんによると、村長、区長と一緒に北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧に同日来てほしいと、村役場を通じ招かれていたが、西銘さんは多忙を理由に断っていた。この時は「食事会」との説明だったという。
米軍側から15日午前9時ごろ「北部訓練場への通りすがりに寄りたい」と電話があった。その際は理由を言っていなかった。約30分後に米海兵隊政務外交部長のダリン・クラーク大佐が西銘さん宅を訪れ、ニコルソン在沖四軍調整官名の感謝状を渡した。米軍はツイッターの投稿で「多大なるご迷惑と、その後の協力に感謝」と趣旨を説明している。
被害を受けた牧草地は、日米が補償する方針だが、まだ原状回復はされていない。
だいたい西銘さんの牧草地は、闘牛などの食用として、とても有名なところ。その土は、30年改良を重ねたもの。原状回復など、できるのだろうか? そういうことが問われているのだ!
普天間での事故で、だから辺野古移転といわれている。だけど、よくよく考えれば、辺野古でも高江でも墜落している。沖縄に基地があって、縦横無尽に沖縄の空を飛んでいるから事故が起きるのだ。辺野古に移転して解決するような問題では決してないということは、誰にでもわかる問題。この点も、よく考えてほしい。
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米軍はツイッターの投稿で「多大なるご迷惑と、その後の協力に感謝」と趣旨を説明している。
これが主訴なのだといったところで、これが台湾であれば、中国外務省にしてみれば、米軍に対して、「この責任は、どう突つもりなのか」と言い返されても、当たり前のことだし、アメリカのマティス国防長官自らが、「このような事故を引き起こしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。早速ですが、原状回復そのものにつきましては償いますので、地域住民の皆様に対する損害賠償につきましては、中国外務省を通じて、負担させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」ということで、応えて貰うのと同じことをすべきことであるにも関わらず、これをごまかそうする魂胆が、自ら招き入れてしまった日本政府とアメリカ連邦政府とで、折半することで対処すべきこともまた誰が見ても明らかなことではないかと見透かせば、さすがに怒りを通り越して、聞いて呆れるどころの騒ぎではないのですが?
投稿: asa | 2017/12/24 19:11