46台が基地内に資材搬入 30代男性1人が拘束
辺野古がたいへんなことになっている。沖縄防衛局は今月6日から、辺野古崎北側のK9護岸に加え、新たに辺野古崎西側のK1、N5の二つの護岸工事を開始しているのだ。砕石を波打ち際に投下する作業が確認されている。
46台が基地内に資材搬入 30代男性1人が拘束(琉球新報)米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で9日午前9時ごろ、海に投下するための砕石などを積んだ工事車両46台が基地内に入った。
工事を止めようとゲート前に座り込んでいた約60人は機動隊に強制排除された。
工事に反対する30代の男性が1人、基地内に拘束された。男性は機動隊に対し「拘束する根拠を示せ」と言い続けていたが、機動隊の隊員らは「ゲート、ゲート」と言って男性の腕を押さえながら基地内に入った。
そもそも環境省がレッドリストに指定したサンゴ14群体が見つかり、7月に防衛局が確認した際、すでに白化が進行、9月末、専門家の助言を得る防衛省設置機関「環境監視等委員会」に報告した時、14群体中13群体が死滅していたという経過。県は、2カ月以上報告しなかった防衛局を問題視し、10月2日、工事を止め、サンゴ類の環境保全措置を県と協議するよう行政指導したにもかかわらず、防衛局は従っていないのだ。つまり政府は無法にあっても作業をすすめるという姿勢。ほんとうに沖縄には無法で対処しようとしている。そして暴力的に反対運動を排除する。
しかしそれでも、知事が言うように、「政府は、なりふり構わず埋め立て工事の着手という既成事実を作ろうと躍起になっておりますが、半年以上をかけたK9護岸の進(しん)捗(ちょく)が約100メートルで止まっており、計画されている護岸総延長の約1・2%にすぎない状況であります。今回、2カ所の護岸への着手も、工事が進んでいるように見せかけているだけであり、二度と後戻りができない事態にまで至ったものではありません」のだ。
「私は辺野古に新たな基地を造らせないという県民との約束を実現し、辺野古・大浦湾の世界的にもまれな生物多様性と自然環境を子や孫の世代に受け継ぐためにも、あらゆる手法を適切な時期に行使し、これからも全力で戦う考えであります」という知事の決意を支持する。
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