都内公立小中校の不登校過去最多
最近、忙しくって、世の中でおこっているさまざまなことをきちんと、考えることができなくなっている。たとえば、これ。
都内公立小中校の不登校過去最多(NHKニュース)昨年度、東京都内の公立の小中学校で、不登校だった子どもは1万1300人あまりと、過去最多となったことが都教育委員会の調査でわかりました。
東京都教育委員会によりますと、昨年度、公立の小中学校で病気と経済的な理由を除いて30日以上学校を欠席した不登校の子どもは、小学生が全体の0.52%にあたる2944人、中学生が全体の3.6%にあたる8450人で、いずれも同じ基準で調査を始めた平成10年度以降、最も多くなりました。
また、年間90日以上と長期間欠席した子どもは小学生が1513人、中学生が5538人で、中学生では不登校全体の65.5%を占めました。
主な要因としては、友人や教職員との関係の問題や、学業の不振があげられていますが、学校や教育センターなどで、相談や指導を受けていない児童や生徒はあわせて1436人いたということです。
東京都教育委員会は「学校外での居場所作りを支援するほか、子どもたちの状態を正しく理解するための手引きを作成するなど、不登校の子どもを増やさないように教育現場をサポートをしたい」としています。
行政の調査と言ってしまえばそれまでだけど、いったい東京の、そして全国の学校現場で難がおこっているのか。選挙などでも、なかなか争点にならないのだけど、かなり深刻なことが、さらに進んでいて、軽視できない感じがする。
東京で言えば、こんな調査の発表もあった。
平成29年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の結果について
学力競争の激化、学テ体制は東京でも激しいし。
そして
東京都公立学校教員勤務実態調査の集計について(速報値)
教員の働き方が、そもそも過労死レベルの労働を前提につくられているということが、行政の調査で提示されたわけだから、一刻も放置できない。
さらに、これら一連のことがどう関連しているのか。いろいろ考えることが必要な材料である。
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