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2017/11/26

沖縄米軍基地と性犯罪

 昨日の報道特集はかなり衝撃的な内容。

 「在日アメリカ軍基地の兵士らによる性犯罪に関する軍の報告書をイギリス人ジャーナリストが情報公開で入手した。直近2年分の報告書に何が?新基地建設が進む辺野古の現状は?」
 下の記事の記録と、軍法会議の記録の2つで、ドキュメントがつくられている。この2年間で、59人が性犯罪で服役しているというが、これまで公になっていない。ここまで、酷い状態がいまなの沖縄では続いている。
 そして、その被害は子どもにも向かっている。

 また、沖縄タイムスが、次のように報道している。
 

米海兵隊・海軍、沖縄で性犯罪55件 未成年被害も6件 2015年調査(沖縄タイムス)

 米海軍捜査局(NCIS)が2015年、沖縄で起きた主な犯罪だけで69件を捜査していたことが、本紙が情報公開請求した捜査報告書で分かった。うち8割に当たる55件が性犯罪で、日本側の統計には表れない深刻な実態が明らかになった。
 開示対象は法定刑が禁錮1年以上の罪に問われた事件。捜査が続いている事件は公表されなかった。NCISは海兵隊と海軍の構成員を捜査し、空軍と陸軍の事件は含まれないため、実際の件数はこれより多い可能性が高い。
 69件のうち49件は大人への性暴力容疑だった。2人による犯行があり、容疑者は50人。うち40人が海兵隊員の男、7人は海軍の男、1人は民間人の男で、残り2人は性別などが不明。
 2人が被害に遭った事件があるため、被害者の合計も50人。女性の海兵隊員が最多で29人、米軍内では次いで海軍の女性5人、空軍の女性2人だった。民間の女性10人、日本人女性1人、男性の海兵隊員も2人いた。1人は詳細が不明。
 捜査の結果軍人8人が除隊になり、16人は禁錮、降格、減給などより軽い処分を受けた。3人は軍事法廷で無罪判決を得た。
 残る22件では何の対処もされなかった。証拠不足、被害者による訴え取り下げが主な理由で、民間人が関与している事件では米司法省が起訴しなかった例もあった。
 未成年への性暴力、ポルノ容疑は6件あった。4人が禁錮や除隊処分になり、1人はより軽い処分になった。
 麻薬関連容疑は5件で、4人が大麻の所持や販売に問われた。うち2件では逮捕時に容疑者が暴れた。
 このほか、2件の暴行、軍人の家族による子どもの虐待、基地内居住地区で車や住居への侵入を10日の間に23件繰り返した例があった。

 言いようのない怒りが、体を突き上げてくる。

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