「おしえてよ亀次郎」
米軍が最も恐れた男は、まだまだ各地で上映がひろがっているけれど、TBSで関連したドキュメントがつくられていて、それが昨日、BSTBSで放映されていた。それがこれ。
「おしえてよ亀次郎」
TBSテレビ制作のドキュメンタリー映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」。いまも沖縄の人々が愛し、求めている人物。それが瀬長亀次郎です。沖縄戦後の米軍占領下で、その圧政に立ち向かい、民衆の先頭に立ち祖国復帰を叫び続けました。人権も顧みられず、基地建設のために土地を奪われた暗黒時代に、亀次郎は民衆の希望でした。
それから60年の時を超え、基地問題に苦しむ地続きの歴史の中で、いまも「亀次郎」は求められています。そんな思いから生まれたのが、ネーネーズの楽曲「おしえてよ亀次郎」です。
その誕生秘話を沖縄民謡界の大御所・知名定男さんが明かします。
どんな弾圧にも屈せず、「不屈」といわれたのが亀次郎ですが、家庭では洗濯を金盥(かなだらい)で毎日行う意外な一面を持ち、半世紀以上前に「女性が輝く社会」の実現を訴えていました。
そんな亀次郎を支えた妻・フミとのエピソードから、「おしえてよ」と現代の人間が教えを乞う、不屈の男のもうひとつの顔を浮き彫りにします。(2017年8月25日 「JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス」にて放送)
こちらのほうは、前半は、ネーネーズの「おしえてよ、カメジロー」がつくられて秘話を知名さんが直接語る。後半は、亀次郎と、フミ夫人とのエピソード。二人の生き方の話。英雄というより、沖縄の思いが、そこに凝縮されているのだろうなあと思った。
今度の選挙でも、県民は明確な意思をしめした。4区の惜敗は残念だけど、1区のようなところで、赤嶺政賢さんが連勝したことは特筆すべきことだと思うし。そこに表れているものを、しっかり日本政治のなかに、日本の国民のなかに位置付かしていかなければいけないと思う。
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