いま学校に必要なのは人と予算 少人数学級を考える
山﨑洋介さんと、ゆとりある教育を求め全国の教育条件を調べる会による本。
学校の先生の数がどう決まっているかは、普通に暮らしている市民にはわかりにくい。各地で少人数学級化が進んでいることは、子どもたちに行き届いた教育をと願う親や教師にとって大事な改革です。ところは、よく見てみるとどうも、先生の数が増えておらず、かえって先生の忙しさが増しているのです。たとえ先生が増えていても、それは非常勤講師ばかりというところも少なくありません。
なぜ、そんなことがおきているのか。本書は、現在のしくみの問題点をわかりやすく解説、そのなぞを解き明かしてくれます。その核心は、いまの政府の政策が、学校に人と予算つけることをしていないことにあります。教育をよくし、教育費を抑制するいまの政治に対抗していくうえで不可欠な一冊です。
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