ポピュリズムと「民意」の政治学 : 3・11以後の民主主義
はい。感想書きましょうね。少し前に、読んだんだけど。ほんとうに、この数年は、政治が大きく変わる時代だった。その時代に、路上にあった人々とともにあった政治学者の本だもの。新しい事態にどう向き合うのか。それはボクたちの大きな課題だもの。
ボクは彼を当たりはずれの激しい人と評していた。そもそも、この本だって、題からして論争的。いまの時代の起こっていることをちがやくんは、ポピュリズムという言葉であえて分析する。あえてね。それはそれで、半分は共感する。だけど、ポピュリズムという言葉で分析できるのかは、ボクにはよくわからない。新しいアナキズムとまであえて言ってしまう。そもそものアナキズムとはどういう整合性があるかもよくわからない。いまの政治現象をあえて冒険的に分析するのはかなり冒険的。だから、かなり無理して、やっちゃっているというところも多々ある。だけど、それは、どう分析するのかの過程でもあるのだけど。とにかく現実に向き合うのだ。そういう刺激を与えてくれるのだよなあ。新しい学生の運動の分析は秀逸。
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