自死は、向き合える――遺族を支える、社会で防ぐ
自死を考えたとき、自分の身の置き場は結構難しい。これだけ、生きづらい時代だから、誰もが考えたことがあるように身近だからだろうか。死への恐怖というものも、体は別として、意識のレベルでは、どうなのかというのも難しい。だけど、生きなければいけないという思いは強いよ。
さて、杉山春さんの新著。世界での連載を加筆したもの。自死した人は、直前まで生きたいと思い、葛藤と揺れのなかにいたというところから。そして、だからこそ、自死とは、追い詰められた、強いられたものであること。しかし、自死には、偏見も差別もあること。いろいろ、考えさせられる。そして、追い詰められ、強いられたものであることから、向き合い方でも大事な点が出てくる。決して、相手を否定せず、ジャッジせず、よく聞き、よりそうということ。そういう一つ一つのまったく別の事態を積み重ねることによって、社会的な課題も見えてくるのだろうなって思うなあ。もっと、そういう意味では、この間のいろいろな知見や研究の成果をしっかり、生かしていかないといけないなあとも、いろいろ考えさせられた。
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