衆院区割り改定法施行 6県4ブロック1減 戦後最少465議席
そうなんだよなあ。ここまで、減ったのかあ。これも、代表制民主主義にとっては重大な問題だけど。
衆院区割り改定法施行 6県4ブロック1減 戦後最少465議席(東京新聞)衆院小選挙区の「一票の格差」を二倍未満に抑えるため、十九都道府県の九十七選挙区で区割りを改定した改正公選法が十六日、周知期間の一カ月を経て施行された。これに伴い安倍晋三首相が衆院解散を判断する上での制約は事実上解消。今後公示される衆院総選挙は新しい区割りで実施される。青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島の六県で小選挙区定数が各一減。比例代表の東北、北関東、近畿、九州の四ブロックの定数もそれぞれ一減され、戦後最少の計四百六十五議席となる。
新しい区割りでは、二〇二〇年見込み人口での一票の最大格差が一・九九九倍に縮小する。最高裁が問題視する二倍以上の格差を今後三年にわたって下回るとみられる。今月五日に総務省が発表した住民基本台帳人口(今年一月一日現在)による試算では最大格差が一・九五五倍で、改定前の昨年の二・一四八倍から大幅に是正された。
最高裁は改定前の区割りによる一票の格差を「違憲状態」と判断。このため改定法施行まで衆院解散に踏み切るのは困難との見方があった。
総務省は改定した選挙区の詳細な地図をホームページに掲載。各自治体も広報誌や公共施設へのポスター掲示などで有権者へ周知徹底を図る。
施行により小選挙区定数が二九五から二八九、比例代表は一八〇から一七六に減る。小選挙区については定数減の六県のほか、十三都道府県でも格差是正のため選挙区の線引きが変わる。
ここまで定数が減るとねえ。比例代表もブロックによっては、どんどん比例代表としての、支持の正確な反映という機能が弱まってしっまう。小選挙区の弊害が、その選挙区が減ることでいっそう拡大するのでは。だからこそ、政治変革を考えたとき、民主主義の再生を考えたとき、この選挙制度の問題は、ほんとうに正面から議論しなければならないんだけど。小選挙区で勝っていく、野党共闘とともに、とっても大事なんだけどなあ。
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