自民党―「一強」の実像
しばらくほおっておいたのだけど、この間の政治の動きをみながら、あわてて読み終えた。いろいろ考えた。ほおっておいたのは、理由がある。独特の書き方をしているからだ。自民党と政党の組織の側からの分析で、その時代時代に、この党が何をし、どんな役割を国民との関係ではたしたのかなど、大きな流れの中でも分析は基本ないから、ボク的には読みづらいのだ。いちばんの特徴である、財界や経済界との関係も、最小限にとどまっている。だけど、たしかに、なぜ、官邸の力が強まり、一強と言う状況がうまれたのかなど、おもしろい分析は随所にある。だけど、権力のほかのメンバーの分析はないから、分かるのは自民党の側の話だけだけどね。地方との関係などは、あまり知らない話もあって、初めて知ったことも多かった。いずれにしても、安倍「1強」の正体、そしてその脆弱性、支持基盤の狭さ、一方での相対的な強さ、都市圏での流動化の歴史などを見ていくと、今回の情勢激変の背景や、都議選での都民ファーストの躍進などの背景の一端はよくわかるような感じもする。いろいろ役に立った。
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