民進・蓮舫代表が辞任表明 都議選敗北で引責
まあ、政党自身が主体的に判断することと言えばそうだけど…。いろいろ聞くと、幹事長などの人事が上手くいかなかったということだけど…。
民進・蓮舫代表が辞任表明 都議選敗北で引責(東京新聞)民進党の蓮舫代表は二十七日の記者会見で、辞任する考えを表明した。東京都議選の敗北や党の支持率低迷の責任を取った。蓮舫氏は「東京都議選を通じて自身の足らざる部分に気付いた。新たな代表、執行部で安倍政権に代わり得る党の体制を作ってほしい」と述べた。
同党は後任選びを急ぐ。前原誠司元外相は同日、「新たな社会像を示せる人が一番ふさわしい。自分ならば示せるという思いは前回と変わっていない」と国会内で記者団に述べ、代表選への立候補に意欲を示した。枝野幸男元官房長官も立候補への意欲を周囲に語っている。このほか玉木雄一郎幹事長代理などの名前が挙がっている。
八月一日の常任幹事会で代表選の日程や方針を議論する。
蓮舫氏は「遠心力を働かせてしまった。求心力にどう持っていけるか考えた結果、引くという判断につながった」として、自らが代表のまま党内の結束を図るのは難しいと判断したと説明した。
台湾との「二重国籍」問題は辞任とは「別次元の問題」とした。参院から衆院へのくら替えは再考する考えを示した。会見に先立ち、臨時の執行役員会で辞任の了承を受けた。
蓮舫氏は昨年九月の代表選で、前原、玉木両氏を破り、初の女性代表に就任した。都議選では公認候補予定者の離党が相次ぎ、獲得議席は旧民主党時代を含めて過去最低の五議席だった。都議選後に藤末健三参院議員が離党を表明。後ろ盾となっていた野田佳彦幹事長は二十五日の党両院議員懇談会で、都議選敗北の責任を明確にするとして辞任を明言。「幹事長だけが辞めて済む問題ではない」との声が上がっていた。
民進党は、政党として、独自の組織をもっていないから、どうしても連合などの影響を受けやすいと言われている。そういう調整ができる幹事長がほしいのだろうけど。これを契機に、民進への失望がまた広がっている。野党共闘はどうなるのかと。だけど、野党共闘に背をむける人もいるだろうけど、民進党が生き残るとすれば、やはり、野党共闘しかないのも冷厳な事実だと思うけど。だから、前原さんと枝野さんのあらそいになったとしても、2人とも野党共闘は否定しないと思う。前原さんは、9条改憲は急がないと言っているから、ここでは大きな問題にはならないのではないか? むしろ、どのような政策の一致をつくるのかという点では、格差社会の克服という点では一致するだろうが、問題は財源だなあ。消費税をめぐる議論をどのようにしていくのかだ。ここで、きちんとした対案をという思いが、民進の一定部分には強そうだなあ。どのようにオープンに議論し、説得性をつけるのか。少なくとも格差を放置し、低水準の社会保障のもとでは、いくら社会保障のための消費税ということを言っても、それは逆進性を強めるだけだし、低所得者切り捨てになるのははっきりしているのだけど。
とにかく、要求を掲げ、一致点を積み上げていく、そういう市民の運動を強めるしなかいわけでねえ。
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