こんなはずじゃなかった 在宅医療 ベッドからの問いかけ
昨日のETV特集。堀川病院の早川先生・
在宅医療のパイオニアとして知られる早川一光さん(93歳)ががんになった。「畳の上で大往生」を説いてきた医師自らが患者になり、死を見つめ語るメッセージを聞き取る。
早川さんは、戦後まもなく京都西陣で診療所づくりに参加。「西陣の路地は病院の廊下や」を合言葉に、病院を出ても安心して暮らせる在宅医療の体制を整え、「畳の上で大往生」を説いてきた。今、その早川さん自らが患者となった。自宅のベッドで一日の大半を過ごしつつ死を見つめた時、語る言葉は「こんなはずじゃなかった」。その言葉にこめた思いは何か?医師や家族、訪問者と、命と医療をめぐる対話を続ける早川さんを見つめる。
ボクも若いころ、堀川病院の近くに住んでいた時期があって、この病院に通院したりもしていた。民医連の病院ではないが、市民の病院として、独特の地位を築いていたのを思い出す。
あらためてこの病院の在宅医療のとりくみをかんがえさせられながら、早川先生自身が年老いて、人生の最期を考えるあたって、さらに踏み込んで、思索している姿に驚いたし、考えさせられた。そして、いつまでも柔軟であり、人とつながる。
だけど、こんな前向きな人生観はボクにはないなあとも思えてしまう。それが自分のいちばんあかんたれなところではあるのだけど、そんなに簡単に解決はしないなあ。などともいろいろ内向してしまう。
この番組の前に、SWITCHインタビュー 達人達。満島ひかりはなかなか魅力的でおもしろい。
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こういう在宅医療についても、社会福祉国家であるスウェーデンやデンマーク、フィンランド、ノルウェーなどの北欧諸国での取り組みについても、一つのロールモデルとして参考にしてみる価値はありそうですね。
厚生労働省にしてみれば、地域包括支援システムというもので、こうした在宅医療をはじめとする医療と、介護福祉との、多職種連携という視点について、北欧諸国での、これと似たような取り組みというものも、大いに学ぶところもあるところは想定されますが、あくまでも、北欧諸国にしても、それぞれの文化の違いにより、実際には取り組み自体は、それぞれ異なるものであることは、当然のことですが、日本でロールモデルとして、どんどん受け入れるにしても、日本文化との根本的な違いというものも前提にすれば、こうした古くからの在宅医療に関しては、そのまま活かしながら、良いところは、どんどん受け入れていくことで、日本文化そのものを、どんどん改善していくことになれば、いきつく先は、全体主義の自己破壊により、悪い影響を齎すものだけを、歴史の闇の中に、どんどん葬り捨ててしまうことで、これを乗り越えて、良い影響を齎すものについては、どんどん活かしながら、北欧諸国のみならず、日本にはない良いものについては、どんどん受け入れていくことで、日本文化そのものを、どんどん相対化させることで、この相対化させた日本文化の象徴として君臨するのが天皇制という位置づけにすることで、日本の皇室文化そのものも、海外の王室と相対的に同じ存在となることを誇りとすれば、大いに結構なことなのかも知れませんが?
投稿: asa | 2017/07/17 14:01