安倍政治に代わる選択肢を探る
告示日前日になると、いろいろバタバタとやりきらなければならないことがあります。そのために、朝から週刊の新聞の配達を完了したりして。職場に行って、いろいろ相談のメールや交渉に行ったり、インタビュー原稿の整理をすすめはじめたり、あっという間に、昼になって、あわただしくこの講演会に。聞きに来なさいというある人からの命令?もあり。だけど、ものすごく充実の時間。福祉国家構想研の講演会のテーマは「安倍政治に代わる選択肢を探る」。
まずは、「安保と戦争法に代わる選択肢~戦争法廃止の連合政権から安保のない日本へ」と題して渡辺治さん。都議選の分析からスタート。安倍政権への信頼の崩壊をどうみるか?かならずしも、軍事大国化や新自由主義的な国家づくりへの批判ではないことを明らかに。なかなか難しいテーマだけど、あいまいにしてはいけない。ここに向かわなければいけないから。そのうえで、安倍改憲の危険。ここでの特別の難しさをリアルに注目、だからこそ、安倍改憲阻止のために、どんなたたかいと議論が必要なのかということを明らかにしていく。刺激的な議論だなあ。頭がいろいろ反応する。この人と、ボクは10歳ちがう。いまこの人が自分の仕事として、安倍改憲阻止に向き合う姿勢に、ボクも姿勢を正させられる。そう、問題はこの現実から出発して、それを乗り越えることをボクらはしなくっちぇいけないということ。
後半は、「『地方創生』に代わる福祉国家型自治・地域再生の選択肢」と題して、大事な先輩の岡田知弘さん。いわゆる国家戦略特区が、企業の短期のもうけを保障することでつくられることから、私物化につながることを明らかにしながら、それが道州制にまでつながっていくことを明らかにする。EPAから、地域包括支援まで、いまおこっていることがどんどんつながっていく。あかん、ぜんぜんボクはついて行ってないなあ。勉強不足を痛感しながら、ここまで、国家改造が、ゆがんだ形ですすんでいるのか暗澹とした気分に。そのぶん、地域からおこっている、地域づくりの動きに勇気も覚える。大事なこともたくさん発見。
あまりにもおもしろかった、充実の4時間だったなあ。
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