大田昌秀さんと最後の別れ 県民葬に2千人 首相や知事、遺影に誓い
昨日は県民葬だった。
大田昌秀さんと最後の別れ 県民葬に2千人 首相や知事、遺影に誓い(沖縄タイムス)沖縄県知事や参院議員を歴任し、平和行政の推進や米軍基地の負担軽減に取り組んだ故大田昌秀さんの県民葬が26日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で開かれた。県内外から約2千人が参列し、大田さんとの最後の別れを惜しんだ。実行委員長の翁長雄志知事は「平和を愛する共生の心の理念を受け継ぐ」と誓った。安倍晋三首相は「大田元知事が心を砕かれた沖縄の基地負担の軽減に引き続き全力を尽くす」と決意を示した。
祭壇には知事時代の大田さんの写真や、大田さんが建立に奔走し、1995年6月に除幕した平和の礎にハトの絵を描きこんだオブジェが飾られた。大田さんが好きだった「えんどうの花」も演奏された。
遺影を持った遺族と入場し、深々と頭を下げた翁長知事。「県民の歌」の合唱や黙とうの後、式辞に立ち、「平和・自立・共生を県政運営の柱に据え、沖縄が抱える諸問題の解決に心血を注がれた」と功績をたたえ、「恒久平和のため、未来を担う子や孫が心穏やかに笑顔で暮らせる沖縄を築く」と強調した。
安倍首相は追悼の辞で、大田さんの在任中の普天間飛行場返還合意や日米特別行動委員会(SACO)最終報告を挙げ「歴史的な出来事だった」と振り返り、平和追求に将来をささげた姿や信念は「人々の胸に永遠に生き続ける」と話した。…
安倍首相には、会場から、大田さんの願いは辺野古に新基地をつくらないことだ、その願いにこたえてという趣旨の声がかかった。それは県民の声だ。首相は、聞く耳をもたないだろうなあ。だからこそ、先日の、県による工事差し止め訴訟のようになる。「負担軽減」ということの欺瞞は、もう何度も語っているけど、それに対しては答えない。「恒久平和のため、未来を担う子や孫が心穏やかに笑顔で暮らせる沖縄を築く」、沖縄の思いによるたたかいは続くのだ。
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