戦争孤児12万人の戦後史に迫る
去年、「戦争孤児」の企画を、数本やって、その関係で、ボクもかかわりのある戦争孤児研究会のことが、ニュースで放映された。
戦争孤児12万人の戦後史に迫る(NHK・NEWSWACTH9)桑子
「今日、5月5日は、こどもの日。
祝日に制定されたのは、今から69年前の昭和23年のことです。」有馬
「実は当時、こどもをめぐって大きな社会問題がありました。
こちらなんです。
戦争で親を失った『戦争孤児』。
昭和23年といいますと、終戦から3年たっているわけなんですが、駅や繁華街では、まだたくさんの孤児たちが路上生活をしていました。」桑子
「当時の調査では、この戦争孤児は12万人あまり。
その存在は知られていましたが、戦後どのように生き抜いてきたのか、孤児自身が語らなかったこともあり、実態はよくわかっていません。
今、その空白を埋めようと、戦争孤児の調査が始まっています。」
……
映像で出てくる3月の研究会は、仕事で行けなかったけど。直前まで行くつもりだったけど、インタビューが入ったんだ! そのインタビューもやっと、原稿化が完了しているけどね。
NHKは本気で、この孤児の体験、資料の発掘に協力してとりくんでいる感じ。この放映でも、かなりの連絡があったそうだから。バラバラになっている、日本のこの戦争にかかわる大きな体験が、きちんとした形で集積・蓄積され、継承されることは、とても大事だと思うし、とりわけ、子どもたちにとって、それがどんなものであったのかを考えることは、2重に大事なことだと思うなあ。
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