発達障害 ~解明される未知の世界~
今日のNスぺは発達障害。あながち無関係ではな いし。
小中学生の15人に1人と言われる「発達障害」。これまで、主に社会性やコミュニケーションに問題がある障害として知られてきたが、最新の脳科学研究や当事者への聞き取りにより、生まれつき、独特の「世界の見え方・聞こえ方」をしているケースが多いことがわかってきた。多くの人にとっては何でもない日常空間が、耐えられないほどまぶしく見えたり、小さな物音が大音量に聞こえてパニックになったり。その独特の感覚・認知が、実は、社会不適応につながる原因のひとつになっていたのだ。
この世界を解き明かし、周囲が理解することで、発達障害の当事者の生きづらさは軽減。さらに「新たな能力」を引き出すことにもつながると、世界の教育・ビジネスの現場が注目している。
身体障害と違い、「見えにくい障害」と言われる発達障害。番組では、当事者の感覚・認知の世界を映像化。これまで誰にも言えなかった、わかってもらえなかった当事者の思いを生放送で発信する。周囲から「空気が読めない、つきあいづらい人」などと誤解されてきた行動の裏にある「本当の理由」を知ったとき、あなたの常識が大きく変わる。
医学的な知見に傾斜するのではなく、あくまで当事者にどのように見え、どのように感じているのかというところに焦点をあてて、つくられているというところがよかった。
番組の後半、人材とか能力とかに傾斜していくのはちょっとだけど、有働さんが否定していた。また、そういう取り組みは理解はできる。多様な世界、もっといろいろ知りたいなあと、そういう思いが残ったのも事実。
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