<仙台中2自殺>保護者絶句「まさか先生が」
いじめ自殺の事件が続いている。うーん。
<仙台中2自殺>保護者絶句「まさか先生が」(河北新報)いじめ被害を訴え、4月にマンションから飛び降りて死亡した仙台市青葉区の市立中2年の男子生徒(13)は、2人の教諭から体罰を受けていた。「まさか、先生が…」。耳を疑うような事態を知った保護者らは19日、驚きのあまり絶句した。
男子生徒は自殺前日も体罰を受けており、市教委は自殺と体罰の関係性を否定しなかった。同じクラスだった生徒の保護者は「体罰が自殺の引き金だったとすれば本当に許せない。学校は原因究明をする気があるのか疑問だ」と憤った。
別の保護者の関係者は「(特定の教諭が)何かと理由を付けて、男子生徒の頭を日常的にたたいていたと聞いた。男子生徒は『先生が怖い』とおびえていたようだ」と明かした。
遺族関係者によると、男子生徒は同級生から嫌がらせを受けて教諭に相談しても、他の生徒の言い分が優先され、逆に怒られることが度々あった。男子生徒は周囲に「先生に言っても自分が悪いことにされる」と打ち明けていたという。
仙台市では2014年9月に泉区の館中1年の男子生徒が、16年2月に同区の南中山中2年の男子生徒がいじめに絡み自殺。中学生の自殺の連鎖に、それぞれの遺族は学校への不信感をさらに強めた。
館中の父親は「先生が暴力を振るえば、生徒がまねをするのは当然。学校全体が加害者だ」と非難。南中山中の父親は「学校は外部から指摘されるまで知らぬ存ぜぬばかり。息子の時から何も変わっていない」と批判した。
市教委は19日夜、学校で2年生の生徒の保護者を対象に説明会を開き、教諭による体罰があったことを謝罪した。
校長は保護者会後に取材に応じ「教諭による体罰は痛恨の極みだ。教育の信頼を損ない、深くおわびしたい」と語った。
これなど、学校のあり方そのものが問われている。教師のあり方が。
そして、こんな事件も。
兵庫・多可町 小5女児自殺で第三者委設置へ(毎日新聞)兵庫県多可町の町立小5年の女児が今月、自殺を図って死亡したことが関係者への取材で分かった。町は19日、いじめの有無を含め原因を調べるための第三者委員会設置に必要な条例制定を町議会文教委員会に諮る方針。
町教委は18日夜、女児が通っていた小学校で非公開の保護者説明会を開いた。担当者は取材に対し、「遺族の意向があり、今の段階では何も話せない」と答えた。別の町幹部は「町議会で第三者委員会の設置について話し合う」と述べた。
関係者によると、女児が自殺を図ったのは今月1日で、その後死亡した。今年4月から学校を休んだことはなかったという。
同町の小学校は町教委のマニュアルに沿って、定期的に児童にアンケートをし、校内でいじめが起きていないかどうかを調べているという。
いじめ問題は、ほんとうに深刻な事態が続く。理解は、少しでもすすんでいるのだろうか?
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コメント
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男子生徒は同級生から嫌がらせを受けて教諭に相談しても、他の生徒の言い分が優先され、逆に怒られることが度々あった。男子生徒は周囲に「先生に言っても自分が悪いことにされる」と打ち明けていたという。
これだけでも、北朝鮮ならば「逃げるは恥だが役に立つ」存在かも知れないが、アメリカのトランプ大統領にしてみれば、自らにしがみついているだけで、このような北朝鮮の「戦争ごっこ」に過剰適応するだけの改憲クーデター政権そのものが「逃げるは恥だし役立たず」に他ならない存在であることは、この教諭自らが、このような改憲クーデター政権の言いなりになるだけの間抜け教師に他ならないということをごまかそうとする魂胆も見え見えなのではないか、ということも、思わず想定されてしまうとすれば、これだけでも、子供たちにとっては、これほど可哀想なことはないことは、ロシアのプーチン大統領ではありませんが、「誰が、こんな教師なんか相手にするものか」という心境と共に、「歯舞諸島と色丹島につきましては、近いうちに日本に返還しますので、日本国民の皆様に置かれましては、どうぞご安心ください」というのと同様に、「ご遺族の皆様に置かれましては、心よりご冥福お祈り申し上げますとともに、この学校の子供たちに置かれましては、どうぞご安心下さい」ということで、そっと静かに暖かく見守っていきたいくらいの心境もまた、大いに受容と共感的理解に値するものであることは、簡単に想定されるところかも知れませんね。
投稿: asa | 2017/05/20 20:34