全国学力テスト 政令市も公表へ 全国で始まる 強風・北海道105校延期
実は、日本社会にもっとも大きな傷をつくっているものの1つがこれではないかとも思えるのだけど。
全国学力テスト 政令市も公表へ 全国で始まる 強風・北海道105校延期(毎日新聞)小学6年と中学3年を対象にした今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日午前、一斉に始まった。国公私立合わせて2万9850校の約212万8000人が参加する予定だったが、北海道教委によると、強風などの影響で苫小牧市や室蘭市など道内9市町の105校が臨時休校となり、この日の実施が見送られた。
文部科学省は8月に採点結果を公表する予定。今年度から従来の都道府県別に加え、新たに政令市分も個別に公表する。
国公立校は5年連続の「全員参加方式」で全2万9363校、私立校は希望した487校(全体の49・5%)が参加し、国公私立合わせた参加率は98・4%となる予定。前年度は熊本地震の影響で熊本県の全校と大分、宮崎両県の一部で一斉実施日の参加が見送られ、参加率は96・5%だった。科目は国語と算数・数学で、それぞれ基礎知識を問うA問題と、応用力をみるB問題がある。生活習慣や学習意欲を尋ねる質問紙調査も実施する。
全国学力テストは、全国的な学力の把握▽教育施策の成果と課題の検証▽学校の教育指導や学習状況の改善--などを目的としている。2015年度に大阪府教委が学校別成績を公立高校入試の内申点に反映させたが、文科省は本来の趣旨に沿って昨年度から入試での使用を禁止した。……
競争をおしつけ、一面的な評価を肥大化させる。それによって、取り返しがつかないほど、子どもを傷つけるだけではなく、成長・発達の機会も奪いかねない。しかし、競争の渦はどんどん加速させられる。「公表」による評価の肥大化……。それに従属し、巻き込まれていく現場。とどまることを知らないなあ。
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