都市/大学のガバナンスと若者支援(首都ソウル vs.東京) ―公立大学(ソウル市立大学)の学費半額化をめぐって―
午前中のインタビューを終え、午後からは、ここへ! 漸進的無償化科研と大学評価学会のシンポ。シンポはまず、パク・コヨン祥明大学校教授/(韓国)大学教育研究所(HEI)理事長、チョン・ビョンホソウル市立大学教授/ロースクール研究科長の報告。通訳を介してだから、ただでさえ難しい内容が、いっそう難しい。だけど、韓国の体験を直で聞けるのはやっぱりすごいこと。全然、印象が違うんだもの。進藤兵都留文科大学教授/東京自治問題研究所理事長。あいかわらず、てきぱきとした分析と整理。いろいろな理解に役立つなあ。討論も含め、やっぱり韓国での、運動の広がりと、理念的な議論の厚みは感じるなあ。そのうえで、実際にには政治的な妥協をくぐっていくわけで、そこから考えるべきことも見えてくる。もともと、教育政策、大学政策そのものも、複合的なもの。しかも、学生の実態や学びということを考えれば、より多面的な議論が必要。ワンイシューではかたずかない、視野と議論が必要だということ。ここはおもしろいし、たくさん考えさせられた。だけど、同時に、ワンイシューからはじまってこそ、議論が多面的になるということも事実だなあ。そこもおもしろい。
制度自体でいえば、やっぱり、韓国の地方自治事情はもっと勉強しないとなあ。日本の自治体の多くは疲弊しているし。と同時に、日本は地方の格差が大きいから。首都大のような大学だけではなく、多くの公立大学は小さな自治体だしなあ。交付金依存という面もあるだろうし。いろいろ知りたいこと、勉強したこと山積み。公立大学の研究している人いるのかなあ。
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