シリーズ 暮らしと憲法 第三回 障害者
昨日のハートネットTV。
今年は、日本国憲法が施行されてから70年の節目の年。戦後日本は、憲法を道しるべに社会を築いてきました。しかし、憲法のことを普段は、あまり意識しないのではないでしょうか?ハートネットTVでは、シリーズで暮らしの現場から憲法を見つめていきます。
第三回 障害者
憲法に具体的な文言として明記されていない障害者。しかし今日では様々な法が整備され、社会生活支援も提供されるようになってきています。その実現に大きな役割を果たしてきたのは他でも無い当事者の声。それはまさしく憲法12条が謳う「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」という理念そのものでした。現在もなお「不断の努力」を続ける障害者、そして憲法が制定された戦後からの障害者運動の歩みを振り返りながら、私たちはどう憲法と付き合うべきなのかを考えます。
番組で大きくとりあげられていたのが、障害のある人が65歳になると、障害福祉から介護保険のサービスに変わることで、サービスが減ったり負担額が増えたりする問題に、裁判でたたかう三浦さん。この問題は、うちの雑誌でも取り上げたことがあるけれど、三浦さんは、もう3年たたかっている。
障害者のたたかいは、いろいろな経緯があり、いろいろ理論的な問題もあって、難しさはとびきりだ。だけど、そういうなかでも、共同したたたかいを発展させてきた。その力で大きく変わって部分と、そして、いま襲い掛かっている問題。「不断の努力」によって障害者がかちとってきたもの、そして、たたかいはいまも続いている。そこに、憲法へのこだわり。そのことは学ばされた感じ。なるほどなあ、などと思いながら見た。
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