自主避難者250世帯が移住先未確定 住宅無償提供打ち切りで
うーん。まもなく6年だ。
自主避難者250世帯が移住先未確定 住宅無償提供打ち切りで(福島民友)2月定例県議会は23日、代表質問を続行し、共産党の宮本しづえ議員(福島市)が登壇、内堀雅雄知事ら県幹部に対し、東京電力福島第2原発の廃炉や除染の推進、医療対策などについてただした。休会明けの27日は追加代表質問を行う。
3月末で住宅無償提供が打ち切られる自主避難者らを対象に県が実施している戸別訪問で、全体の9割超に当たる1万1321世帯で4月以降の移住先が確定し、住む家が決まっていないと答えたのは県内外合わせ250世帯だった。宮本議員の代表質問に成田良洋避難地域復興局長が答えた。
県はこれまで対象約1万2200世帯にアンケートや3度の戸別訪問を実施し、意向を調査してきた。住居が未確定と答えた250世帯のうち県外避難者は186世帯、県内は64世帯。調査時に不在で、住人と会うことができていない世帯は436世帯だった。県は今後、未確定と答えた世帯や回答を得られていない世帯への訪問を続け、新たな住居確保に向けた支援策を説明する。
自主避難者らが住む各自治体では、住宅無償提供の打ち切り後、独自の支援策を打ち出す動きも出ている。
国がデータを出さなかったんだから、自主避難は余儀なくされたもの。しかも、その後の対策は、あまりにも秘密主義的だった。放射能被害から子どもを守ろうとした行為はある意味ではあたりまえのものだったと思う。そして、これだけの時間がたてば、そう簡単に帰ることはできないし、帰る場所がなくなった人もいる。どうして、簡単に打ち切りができるのだろうか?
調査そのものも、250という数字は、実態を正しく反映していると言えるのだろうか?確定って? 移転を余儀なくsれた人の実情はどうなのか?
そもそも国が何の対策も打とうとしていないことが問題ではなにのか? 事故被害をなかったことにしたいのだろなあ。ひどすぎる。
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