NHK籾井会長もうろう会見、インフル判明で騒然
最後まで、人騒がせな人だなあ。酷い。
NHK籾井会長もうろう会見、インフル判明で騒然(日刊スポーツ)退任するNHK籾井勝人会長(73)が19日、インフルエンザと知らずに最後の定例会見を行い、「破裂しそう。気分が悪い。多分大丈夫」と、もうろう会見を繰り広げた。
会見後、局内の診療所でインフルエンザと判明し、NHK広報が記者クラブを訪れ公式に謝罪。クラブ内が「最後までお騒がせすぎる」と騒然とした。
籾井会長は「きのうから風邪で高熱」を訴え、この日の会見を30分に短縮するよう要請した。「熱は計っていない。風邪でしょう。多分大丈夫」。
しかし、会見はもうろう状態で、謎の発言を連発。冒頭、退任あいさつを読み上げたくだりでは、同じ文章を何度も繰り返して読んだり、17年度の予算について「鉄鉱石も下げ止まっており」と、三井物産副社長時代を思わせる発言をしたり、3年で終わった自らの任期を8年と言ったり。横浜放送局の職員が部の運営費を着服した不祥事について「何かがおかしいから犯罪の歴史になっている」と発言し、広報のトップが訂正に回った。
3年前の就任会見で「政府が右と言っているのに我々が左と言うわけにはいかない」との発言が問題となったが、この日あらためて政治との距離について質問を受けると「NHKって、ある程度政治との癒着関係ではないですが、そのへんのひとつふたつあるわけですよ。NHKのためになるのであれば、やぶさかでないと言える」。爆弾発言なのか、もうろうとしているのか、解釈をめぐって会見後に記者たちが騒然とした。
記者クラブに謝罪に訪れたNHK広報は「インフルエンザでした。すみませんでした。皆さん同じ部屋にいたので、気を付けてください」。診断では、籾井氏は3日間の出勤停止で、24日の退任を待たず、事実上このまま退任の可能性もある。
でも政治的な立ち振る舞いは一貫しているわけで。ほんとうに、これでNHKはひどくなったし、テレビそのものが、安倍政権の手によって、相当、荒らされたが、その契機になったわけで。テレビ朝日はひどくなったなあ。TBSもなかなか危ない。そういう状況にある。
このことが共有されないと、いくら「ポスト真実」と指摘しても、なかなか、大きな世論の変化がつくれないだろうなあ。どう議論を広げていくか。1つひとつだけど。
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