つながり、変える 私たちの立憲政治
いま一番信頼できる政治学者だな。旬の政治学者が、実際に運動にかかわりながら、感じたこと、考えたことを語る。それが説得力がある。傍観者になったり、ぶれたりする感じがしない。なぜなのか。やはり、市民の運動なり生活なりと、国家権力との関係、そこにある種の緊張感というか、対立性というものに改めて、注目しているということがあるのだと思う。そのもとで、権力は圧倒的に力をもっているというところから出発して、ことの動きを分析しているからリアルなのだ。変にアジって元気付けるというのではなく、分析はいたって冷静。その分、政党への厳しさが、レスペクトと合わせてあるのだよなあ。
自民党政治の行くえというものを、権力政治という視点と、新自由主義という視点で、かなり的確に分析して、それが国民との分かちがたい矛盾をつくり出しているからこそ、運動がおこるという確信があるのだろうなあって思う。そして、実際に、その変革の前にある困難もきちんと提示している。
短いインタビューだけど、学ぶことがたくさんある一冊だ。また、いろいろ話を聞きたくなったなあ。
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