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2016/09/10

中教審「審議のまとめ」とアクティブ・ラーニング

14264801_1166411060086304_115168404 今日は、午後から民研の教育フォーラムへ。報告内容は、基本、『人間と教育』の最新号の問題意識というわけだけど。この間、ずっと、学習指導要領改訂の議論を見て、考えてきて、いろいろ自分なりにここが大事なのかなあというものは、自分でつかみつある感じはしているのだけど。
 学習内容を決める指導要領から、教育目標を、方法や評価も含んで規定するものへとよくいわれるが、ほんとうに教育活動そのものを支配するような学習指導要領の大改編がおこなわれようとしている。社会の変容という脅し文句で、その社会に開かれたものを強調する。その論理の欺瞞性が1つだな。
 それをどう作り上げようとしているのかの構造の新しさ。だけど、そもそも、そういう教育改革は全体を貫ぬかない2重性がある。だけど日本の教育はたてまえでは、階層性を認めてこなかったから、指導要領は、全体を変えるたてまえでつくられる。そこにある二重性をどう明らかにできるのかな?ここは難しいなあ。
 そもそも九〇年代後半からすすめられた教育改革の帰結のようなものなのだろうと思う。だから、現実に、何が起こってきたのかをみつめるおとが大事なのだあろうな。などなどと。
 あ、この感想は、直接、今日の報告や議論とは関係ありません。ボクの問題意識ってところかな。


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コメント

それを「二重性」と呼ぶのかどうかは解りませんが、重要なポイントの一つでしょうね。

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