縮小ニッポンの衝撃
うーん。この前のNスぺ。録画したものをやっと見たけど、うーん。
今年、100年近い国勢調査の歴史上初めて減少に転じた日本の人口。一極集中が進む東京でさえ、オリンピックが開催される2020年には減少に転じると予測されている。誰も経験したことのない人口の急降下の時代を生きていく私たち。この先にはどのような未来が待っているのだろうか。地方では、今のままのインフラや行政サービスを維持することができないことが明らかとなり、それらを積極的に縮めていく動きが加速。東京都23区の中にも独自の予測によって人口減少が将来の財政破綻につながりかねないと対策に動くところも出てきた。地方と東京、それぞれの最前線のルポを通して、縮小していくこの国の未来図を探っていく。
事態の深刻さ、問題の深さというのは、そうなんだけどなあ。だけど、基本構図は、増田さんたちの議論などとも共通し、危機をしめし、「改革」を促すというもの。夕張の話は、とてもつらいもの。相方が北海道の行ってから、何度か、北海道に行ったけど、公共交通網が事実上破壊された北海道では、深刻な、危機的な地域はいたるところにある。
だけど、そういうことを問うならば、マクロな、国のレベルの、国土や地域政策はどうなっているのか、何がこうした事態をつくった要因でいま何を変えなければならないのかということと、ミクロの、では地域をどうつくっていくのか、そのときに何が必要なのかということをきちんと議論しないと。産業政策、教育政策をふくめ、さまざまな面からの接近はできる。地域の自治組織の話だけにしてほしくない。いわば、これでは、宿命のなかで、どのように生き延びるのかとう描き方。決して、そうではないのだけど。ただ、厳しい現実が各地であって、そうした困難を押し付けられた地域ほど、いまの政治のもとでは、しんどい事態にならざるをえない現実の中で、いま必要な議論を、きちんとしめさないといけない感じもする。うーーん。
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