ETV特集「関東大震災と朝鮮人 悲劇はなぜ起きたのか」
うーん。これは評価が分かれるなあ。
1923年の関東大震災。混乱のなか流言が広がり、多くの朝鮮人が殺害された。悲劇はなぜ起きたのか。中央防災会議は2009年に国の機関として初めて事件を分析、報告書にまとめた。それによると軍や警察、新聞も一時は流言の伝達に関与していた。また裁判記録の研究が進み、自警団などが殺害に至った経緯も明らかになってきた。番組では、司法省の一次資料や民間の聞き取り調査などをもとに事件の社会的背景を探っていく。
防災会議の資料から、この朝鮮人虐殺の事件にせまった労作であることはそう思う。こうした番組がつくられることには、拍手を送りたい。いまの時代だからこそ、そのことが問いかける意味も大きい。
だけどね。この事件の全体像は、それだけだったのか。そこには迫らない。確実に検証されるものを選んだというのが実際。だけどね。3・1事件を契機に、朝鮮人にたいして、日本政府は武力的弾圧を各地おこなっている。それはジェノサイドといえるような大弾圧だ。半島、そしてウライオストクだとか。そういうなかで、この事件がおこっている。だから、資料が不確かな事件も日本でも数多くおこっているはず。そうした視点にはあえてたたない。うーん。
それでも、染谷の事件などは全然、知らなかった。息子の職場の地域だから一度行ってみようと思う。全然、知らなかったことも少なくなかった。
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