首相「加害と反省」に触れず 「未来志向」を強調
うーん。これが、71年めの首相の言葉かあ。
首相「加害と反省」に触れず 「未来志向」を強調(東京新聞)安倍晋三首相は全国戦没者追悼式での式辞で、先の大戦での諸外国に対する「加害と反省」に四年連続で触れず、未来志向を強調する一文を盛り込んだ。昨夏の戦後七十年談話で歴史認識問題に区切りを付け、未来に対する責任を強調した首相の意向が、今回の式辞にも強く反映された。
歴代首相は追悼式で、諸外国に「多大の損害と苦痛を与えた」と加害を認め、「深い反省」に必ず言及してきた。安倍首相も第一次政権の二〇〇七年は歴代首相と同じ表現で「加害と責任」に触れた。
第二次政権になった一三年以降、この一節に触れていない。四年間必ず入れているのは、次世代のために「国の未来を切り開いていく」と未来志向の一文だ。
さらに、首相は今回の式辞の中で「世界の平和と繁栄に貢献し、万人が心豊かに暮らせる世の中の実現に、全力を尽くす」と述べた。
首相が未来志向を強調するのは、七十年談話で指摘したように、次世代には「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」との思いが強いからだ。
一方、「加害と反省」と同様、歴代首相が必ず盛り込んできた「不戦の誓い」は、一三、一四年は消えた。昨年と今年は「戦争の惨禍を決して繰り返さない」との誓いに形を変えて復活した。
これがその首相の式辞なるものだけど。 アジアに向けて語る言葉がない。8月15日なのに。
こわいのが、安倍さんになって、こうしたことが、もう普通のことになり、メディアも、国民も、慣れっこになりつつなる感じがすること。ほんとうにこれが大変なことなんだという地点にまで、押し戻さなければならない。
と同時に、天皇が2年連続「深い反省」をのべたことが話題になる。ここまでくると、この天皇の言葉は、政治的なものというものに限りなく近づいてくる。例の生前退位の「お言葉」なるものについては、また別の機会にするとして、この天皇のお言葉なるものにも支持は多い。国民世論が、非立憲的なことに対して、公然と支持をしているというふうにも見えてくる。だけど、その世論は、あくまで戦争に反対する、アジアの国々と友好をすすめるという立場にたったものだ。その意味では、世論が本質的に大きくあやまっているというわけではない(面もある)。だから、難しい。その世論の積極性を大事にしながら、どうこのややこしい問題を議論していくのか。大きな課題でもあるのだと思えてくる。うーん。
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