「憲法改正の阻止」など 4項目堅持を約束 芝氏、支援野党との催しで
野党共闘と一口で言っても、いろいろな形があり、いろいろなドラマがあるなあ。新しい情勢のもとでの、新しいとりくみ。未体験ゾーン。
「憲法改正の阻止」など 4項目堅持を約束 芝氏、支援野党との催しで(伊勢新聞)参院選三重選挙区(改選数一)で当選した民進党現職の芝博一氏(66)と芝氏を支援した野党などが選挙戦を振り返る催しが二十三日、津市なぎさまちであった。芝氏は候補者一本化の条件に提示されていた「憲法改正の阻止」など四項目の堅持を約束した。
民進、共産、社民の三党と個別に政策協定を結んで芝氏に野党候補を一本化した市民団体「市民連合みえ」が主催し、約三十人が参加。政策協定は、安保法制の廃止▽立憲主義の回復▽格差の是正▽安倍政権による憲法改正阻止―の四項目を掲げていた。
芝氏はあいさつで、三重選挙区での勝因を「(野党が)違いを見いだすのではなく、大同を立てることができたから結果が生まれた」と語り、連合三重など従来からの支持基盤に加えて市民連合みえや他党の支援を受けた今回の体制を「新三重県方式」と名付けた。
その上で「戦いが終わったとは思っていない。喜んでばかりはいられない」とし、次期衆院選で与党勢力の三分の二を阻止することを目標に掲げると説明。「野党の姿勢が問われる。しっかりと連携したい」と述べ、出席者らに支援の継続を求めた。
市民連合みえの岡歩美呼び掛け人は「三重県の野党共闘は全国で最も難しいと思っていたので、肩を並べているのが奇跡のよう。心が動かされていく芝さんを間近に見ていた」と参院選を振り返り「長いスパンで交流を続けたい」と述べ、芝氏に花束を手渡した。
共産党県委員会の大嶽隆司委員長や社民党県連の佐藤正明代表代行も出席。大嶽委員長は、共産党が表だった支援をしなかったことについて「私たちは下支えで良いと考え、チラシ配りなどに努めてきた。新しい三重県方式で良かったと思っている」と述べた。
最後のほうまで、野党共闘が実現しなかった三重。だけど、岡田さんのお膝もとで、最大の対決選挙区ともなった三重。なにしろ芝さんは、神主である。三重の神主さんだから、もともとは日本会議などにも所属していたそうだ。それでも、戦争法のたたかいから、野党共闘へ。いろいろ難しいことは山ほどあっても、憲法を踏みにじるそういう情勢のもとで、憲法そのものが変えられようとしているもとで、しっかり、この点での共闘を実現して、たたかった三重。なかなかなだなあ。これも。
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