日本会議の全貌――知られざる巨大組織の実態
うちの雑誌でも、くり返し、現在の自民党政権が日本会議により支えられているという実相を指摘してきた、日本会議研究の第一人者とも言える著者による詳細な報告が本書。この安倍政権を支える極右組織――日本会議は、何者で、何をやってきて、何を 目指すのか――。うーん、大きくみればやはりやられているなあ。だけど、そこがまた矛盾なんだろうと思うし、弱点がそこにある。
ここでは日本会議設立までの歴史や 日本会議と日本会議国会議員懇談会の結成の経過、教育の国家統制を推進する「教育改革」の推進の先頭にたち、とりわけ歴史教育の書き換えをおしすすめてきたこと、現在、草の根保守運動の軸として改憲運動を大規模にすめていること、そのほか改憲以外の「重点課題」にもふれつつ、安倍政権を支える右翼議員連盟と右翼組織その歴史やこれまでの取り組みをていねいに紹介している、さすが、資料も充実していて、参加議員についてもわかる。事実があきらかになり、戦争法などの情勢の進展のもとで、離脱する議員も出ていることも注目されるなあ。
« 沖縄米軍基地と日本の安全保障を考える20章 | トップページ | NHKスペシャル 沖縄戦 全記録 »
「教育」カテゴリの記事
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 河野大臣「自由に働き方を決められる制度が大事」 希望者には“勤務時間の上限廃止”も 働き方の規制緩和を表明(2024.09.05)
- 小1の不登校が2年で倍増 「幼・保・小」の連携で対応(2024.09.01)
- 自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(2024.08.31)
- 2学期がはじまっています(2024.08.29)
「平和」カテゴリの記事
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(2024.09.03)
- 自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(2024.08.31)
「読書」カテゴリの記事
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(2024.08.25)
- 木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発 :「ニライカナイには行けない」(2024.08.15)
- 9月号ができています(2024.08.12)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
「政治」カテゴリの記事
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載(2024.09.09)
「歴史」カテゴリの記事
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 関東大震災の朝鮮人虐殺、否定論やまず 公的記録、相次ぐ「発掘」(2024.08.30)
- 「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(2024.08.25)
コメント