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2016/06/21

推進派「活動活性化させる」 反対派「無茶苦茶なやり方」/市長陸自配備了解

 先島への自衛隊の配備が大きな問題になっている。沖縄の米軍基地は大きな問題だが、沖縄にとっては、自衛隊のあり方もまた、歴史的に問われなければならない。

推進派「活動活性化させる」 反対派「無茶苦茶なやり方」/市長陸自配備了解(宮古毎日)

 下地敏彦市長が20日に市議会6月定例会一般質問で、陸上自衛隊駐屯地を白川田水源流域に隣接する場所に建設する防衛省の計画を認めないとする一方、宮古島への自衛隊配備そのものは了解するとの考えを示したことについて、議会を傍聴していた配備に反対する市民は予定地が未定の状態で配備を了解するという表明に「無茶苦茶なやり方」と非難。配備賛成市民は配備実現へ「活動を活性化させる」との考えを示した。一方、推進派の宮古地区自衛隊協力会の野津武彦会長は、市長が自衛隊配備を了解したことに関して「(詳しくは)場所が決まってから」と述べるにとどめ、市長判断に対する評価などについては言及しなかったが「市長が容認した。われわれは活動を活性化させるだけ」と述べた。
 今回の市長表明に「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」の石嶺香織共同代表は「(白川田水源流域がある)福山地区を外せばどこにでも(陸自駐屯地を)つくって良いという答えを出したことになる。何が配備されるかも全く分からない状態で防衛省が言ってくることを全てOKする意味だと思う。福山以外でも汚染してはいけないところはある。市長の任期中に決めてしまおうという意図をすごく感じる」と強く非難。「こんな無茶苦茶なやり方を許すのかと市民に問われているのだと思う。大きな反対集会を開くなどみんなで結束して行動していかなければいけない」と語った。

 宮古市長の、この態度表明とそれへの反対は、かなり本質的なところがある感じ。

 一方で石垣でも。

自衛隊配備請願を否決 石垣市議会 与党分裂「議論不足」(琉球新報)

 石垣市議会(知念辰憲議長)は20日の6月定例会最終本会議で、市への自衛隊配備を求める請願を賛成8、反対9の賛成少数で否決した。与党3人が退席、2人が反対に回り、野党7人と合わせて反対が賛成を上回った。与党からも「議論が不十分」と現段階で結論を出すことに異議が噴出した。一方、中止を求める請願は野党の賛成少数で否決された。
 市議会は配備への賛否の判断を見送った格好だ。
 配備を求める請願に対し与党で反対した自民党の伊良皆高信氏は、討論で配備を容認しつつ「防衛省は配備の必要性について丁寧な説明、話し合いを続けてほしい」と議論の不十分さを指摘し「早急な結論を急ぐべきではない」と強調した。
 退席した3人も結論を出すことを疑問視。うち公明党の大石行英氏は取材に「議論が深まっていない」と退席理由を説明した。
 中山義隆市長は「賛否を判断する時期は決めていない」と述べるにとどめた。

 言うまでもなく、保守の強い地域。そこでの議論は、注目される。

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