「子を失い悲しむ親は私たちを最後に」 米軍属事件、名護で900人が追悼
被害者のご両親の言葉が、胸にしみるなあ。「米軍による犠牲者は娘を最後にしてほしい、家族を失い哀しむ親は私たちを最後にしてほしい」……。
「子を失い悲しむ親は私たちを最後に」 米軍属事件、名護で900人が追悼(琉球新報)米軍属女性暴行殺人事件で犠牲になった女性の出身地・名護市で「追悼名護市民集会」(同集会実行委員会主催)が17日、同市大南の市屋内運動場で開かれた。市民ら約900人が参加し、犠牲になった女性の冥福を祈った。被害女性の両親からのメッセージが読み上げられ「未来を断ち切られた娘が最後の犠牲者となり、子を失い悲しむ親は私たちを最後にしてほしい」と呼び掛けた。同級生2人がそれぞれ登壇し、友人として犠牲になった女性や家族の無念さを思いやり、女性のことについて「いつまでも思い続ける」と固く誓った。
今回の集会は、犠牲になった女性のみ霊を慰め、遺族に寄り添うことが目的。抗議ではなく追悼集会として市民一人一人が祈りをささげた。主催した実行委は、被害者の同級生や女性団体、区長会会長・各支部長、市議、市商工会長、市観光協会理事長ら各種団体の代表らで構成した。
被害女性の両親はメッセージの中で実行委員会や集会参加者へ感謝し、娘に向けては「今が一番楽しい時期だったのに、このような形で人生を終えるはずではなかった。『怖い思いをしたね。後のことは心配しないで安らかに』。そう伝えたい」と思いを込めた。
実行委員長の稲嶺進市長は「女性の冥福を祈るとともにご家族に心からの哀悼の意を表したい」と語った。
明日の、県民大会に向けてはいろいろな意見がある。だけど、いまの県民の多様な意見のなかで、何が、切実で、どうしても上げたいという切実な声を、どううけとめるのか。ボクらは、そこにどう連帯するのか。しっかり、そこはブレないで考えなきゃ。
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