国際市場で逢いましょう
大ヒットした映画をやっと観た。なかなか、評価が難しいなあ。韓国には、民族的と言っていいような体験がある。朝鮮戦争、戦後の貧困、そしてベトナム戦争というその体験がベースとなったもの。そのなかで、家族のために生きた人の物語。ある意味でナショナルな映画だけど。だけど、それは国家ベースのものでは決してなく、まさに民族的体験。うーん。決して、政治的な背景にはふれない。実際に生きた人は、複雑で、さまざまな政治的な葛藤のもとに生きている。そして、さまざまな抵抗もあったはず。だけど、それが家族の物語に変換されてる。それでも、戦後の歴史は、決して、国家の物語ではなかった。そういう主張でもある。うーん。その家族の歴史は、あまりにも切なくもあるのだ。
いまの時代は、家族であることは、ある意味とてもつらい時代だと思う。それでも、なぜ家族を描くのだろうか。他人のために生き、それが認められたいというのは、いまも通じる心情。だけど。せいいっぱい生きるその姿は、やっぱ切ない。やっぱり、観ていて泣くよなあ、この映画は。うーん。
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