若冲 天才絵師の謎に迫る
今日のNスぺ。話題の若冲。実は、ボクはあまり若冲は好きではない。
80年以上、行方が分からず美術の世界で“幻”とされてきた絵が見つかった。鳳凰と孔雀を描いた双幅画。江戸時代「神の手を持つ男」と呼ばれた天才絵師・伊藤若冲(1716‐1800)の真筆だと鑑定され、修復作業が進められている。奇しくも今年は、若冲生誕300年の年。江戸美術の傑作と言われ、生命の躍動を描いた「動植綵絵」、そして世界的コレクターの秘蔵作など、世界屈指の作品群が次々と公開される。NHKでは発見された絵や、全国の若冲の傑作に秘められた謎と魅力を徹底究明。最新の分析で浮かび上がる天才絵師の神技に迫る。さらに特別な許可を得て、200年間公開されてこなかった“天井画”、劣化を避けるために立ち入り禁止となった“黄金の間”など、秘蔵中の秘蔵の作品を高精細カメラで撮影。超細密な筆致と生命のエネルギーあふれる色彩が織りなす若冲の世界を伝える。
たしかに、若冲の絵は、個性的で、かつ美しい。ボクにとっては、すごく技巧的というイメージなのだけど。そして、番組では、その若冲の技術の秘密が、なるほどと思うぐらい明らかにされる。18世紀にこのような絵が描かれたことは、ほんとうに驚きだけど。色と光の技巧。うーん。
ボクは素人だから、それが心にどう迫るかが第一の評価の基準になってくる。だから若冲はわからない。
ボクには、ちょっとこの天才は理解できないなあ。番組では、では若冲は何をめざしたのか? 番組では、謎解きに挑戦したけど、ボクには真意は読みとれなかったしなあ。災害かあ。謎だなあ。絵からは見えない。しかし、その技巧も、その後伝承されなかったというのも不思議でもある。これもたしかに謎だな。謎だかけの若冲だな。
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