さとにきたらええやん
釜ヶ崎とよばれるこどもの里のある地域は、本当は、萩之茶屋という地域だ。ボクが育った地域の学区には、そのお隣の山王町が中心的な場所になる。ボクはそういうところで育った。見慣れた風景でもある。だけど、ボクが育ったころは、もっと活気があった。山王町から釜ヶ崎までは、ずっと商店街が通じていて、とっても活気があったことが記憶にある。だけど、寄場も実態的には崩壊し、貧困が沈殿する街になった。だけど、ボクは、子どものころから、凍死をするホームレスが続いてことなどを覚えている。
一昨年に、こどもの里を訪れて、荘保さんに会ってきて、いろいろ刺激を受けた。いって思ったけど、やっぱりすごい人だった。
こどもの里のモットーはだれでも受け入れるというもの。知的障害の中学生、虐待をする母親、子育てができない母と子などを軸に話がすすむ。放課後の居場所として、夜の子どもの生活の場所として、そして、里親として、あらゆる制度を活用して、子どもたちを支える。荘保さんとスタッフたち。正直言って、もっと丁寧に子どもを支える制度ができないのかって思ってしまうけど、ただ、こうした人たちのまさに献身としか表現しようのない取り組みによって支えられる。うむ。やっぱ、荘保さんはすごい。だけど、その荘保さんも、病魔に襲われる。くも膜下出血。
ここの政治的な背景は難しい。だけど、それを包み込むほどの取り組みだな。加えて言うならば、映画には描かれていないけど、この地域では、橋下流とは違う地域づくり、子どもを支えるとりくみがあり、荘保さんたちがそれにとぢくんできた経過もある。
いろいろ言っても、覚悟がとわれるなあ。そういう覚悟をもった生き方をしないとなあ。
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