憲法に緊急事態条項は必要か
改憲を安倍さんがくり返しぶちあげ、そこで、緊急事態条項を例としてあげている。「お試し」とともに、それなりの理由と狙いもある。戦争する国づくりへの一里塚として。
この本は、その解説。とりわけ、災害を理由とした緊急事態条項ということの愚を、実例もあげて明らかにしてくれる。なるほど、平時からの法的なことも含めた準備こそが大事だということ。全体としては、弁護士特有の論理の走りというのか、ちょっと走りすぎという感じはあるのだけどね(苦笑)。あと、外国の例はややわかりづらい。だけd、憲法が、緊急事態をどう考えているのかということを考えたとき、あくまでも国民主権と民主主義を基調とした、この日本国憲法はとてもよくできた憲法だと確信になる。それだけに、緊急事態条項による改憲が、愚行以外何物でもない。確信になるなあ。
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