これまでの「不正義」の話をしよう
民研の『人間と教育』で、菅間さんの、岡野八代へのインタビューを読んだ。すごくすごく面白かった。こんなインタビューしてみたいなあ。岡野さんの魅力を存分に引き出してる。刺激的で、お二人の生の声が聞こえるような文章だった。
岡野さんのケアの理論は、何よりも関係性の理論。そこから、従来の政治学や、法学の議論を批判する。うーん、たとえばね、ボクが奥平さんや樋口さんの議論にもつ違和感。それは、長谷川さんや森さんの批判とはまた違う違和感なのだけど、そういう違和感を解き明かしてくれるような議論なんだよなあ。読んでいて元気がでるような、やっかいなものをつきつけられたような(苦笑)。
さて、この号の特集は、「声をあげる文化」。うーん、だったら当事者の声を軸につくればいいのに。Kさんの論文は、7割は共感するんだけど。核心部分はそんなに異論がないのに、あらっぽさが気になる。よくよく考えると、ある種の層に対する物言いが優先されていて、無理して書いているって感じだな。そんなふうに感じてしまうのは、ボクが古いからかなあ。とくに、傍論の部分が荒っぽいのがね。
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