「子どもの生活世界の今」研究会
今日は、教科研の研究会に参加した。
田中孝彦さんが、国会前で声をあげた若者たちと、寝屋川で徘徊をする子どもたちの姿を提示。そのうえで、そういう困難で居場所のない若者たちを社会につなぐ取り組みをする仁藤さんの取り組みにふれつつ、そうした若者との共同の問題を提示。つづいて荒巻さんが、SSWの支援から、とりわけ親の問題について言及した。
メインは、仁藤さんの講演。彼女の話を聞くのは2年ぶりぐらいか。当時は、JKがもっとも話題になっているころで、JKビジネスの話が中心だったか。その後の、COLABOの取り組みなどを聞いても、踏み込むなあ。ものすごく踏みこんだ実践が、学校との違いを痛感させられる。若者の実態といきづらさ、排除される若者が、性的な犠牲者になっていくところを、かなり踏み込んで、紹介されていく。その話がリアルで。しかも、…。若者たちが主体となっていくうえで、いろいろ議論は必要だろうけれども、あくまで当事者に寄り添いながらの取り組みにもいろいろ考えさせられる。
ちゃんと、議論しなければいけないし、何ができるんか、ほんとうによく考えなければいけないと痛感させられる。うーん。かなりの打ちのめされ感。
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