震度7 何が生死を分けたのか ~埋もれたデータ 21年目の真実~
今日のNスぺ。たしかにNHK執念の取材。
史上初めて震度7を記録し、6,434人が犠牲となった阪神・淡路大震災。
実は21年前の被災直後、“生と死”に関する大量のデータが収集された。死の原因、家屋倒壊の状況、火災の広がり方、救助の動き・・・。これらのデータは耐震補強の重要性など、様々な教訓を導き出した一方で、技術に限界があったため、多くが十分な分析を受けずに残されてきた。
NHKではこれらのデータを再発掘し、最新の分析技術で1月17日に何が起きていたのかを可視化するプロジェクトを立ち上げた。複数のデータに時間経過も組み合わせて、命がどのように奪われていったのか、その全貌を“再現”すると、見落とされていた都市直下地震の“真の姿”が明らかになってきた。発生後1時間以内に犠牲者の8割近くが集中するその意外な原因、揺れから2時間以上たって発生し命を奪う謎の火災、半日以上たっても救助が進まない都市ならではの弱点、見えてきた教訓の多くは今も根本的な対策がとられないままだ。
都市直下地震で命を落とすとはどういうことなのか、その現実を明らかにするとともに、命を守るために今、何をしなければならないのか、考える。
通電火災による死者。圧迫死の実相。たんねんな取材と分析はNHKならでは。これはすごい。
そういう執念の番組。
問題は、政治が、どう教訓を学んだか、政治の役割とは何なのかという気がするが。そこはどうなんだろうか?
21年目の今日は福島にいた。
帰りの電車のなかで、ソウルフラワーの「満月の夕」を聞く。ちょっと、涙。
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