<もう一度会いたい>生きていて 名前叫ぶ
もう1つ。これ。ボクも今年夏、Hさんに連れて行っていただいた。
<もう一度会いたい>生きていて 名前叫ぶ(河北新報)◎(1)3人の子の姿求め
「まりー」
「りかー」
「だいすけー」
3人の子の名を叫びながら今野ひとみさん(45)=宮城県石巻市=は北上川の土手を歩いていた。半狂乱のようだったと、その時擦れ違ったという近所の人に後で聞かされた。
震災の次の日。
目の前の光景を受け入れるのは難しい。
泥の沼。見渡す限り。
根をむき出しにして横倒しになった防風林の木が雑な組み木細工みたいに重なっている。倒されずに踏ん張った電柱がそこに道のあったことを唯一認知させる。
自宅は流された。長女の麻里さん=当時(18)=、次女の理加さん=同(16)=、義理の父=同(77)=と母=同(70)=がいた。
大川小は水没した。長男の大輔君=当時(12)=が6年で籍を置く。
みんなどこ?
生きてんでしょ?
返事を求め、さまよい歩く。…
いま、ボクには何が求められているのだろうか? しっかり、自問しないと。
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