戦争孤児をしっていますか?
72ページほどのブックレットだけど、とても学ばされる。ラジオの番組の再現と、そのためにつくられたQ&A。確かに、戦争孤児は、身近な存在であったはずにもかかわらず、あまりよくわかっていない。近年、いろいろ接する機会があったのは、空襲訴訟の原告の人たちであったり、中国残留孤児であったりだ。より、広い孤児たちが大量にいたわけで、その人たちの戦後史は、光があたることはなかった。だけど、戦争になれば、かならず孤児は生まれる。そして、その事実が、戦争というものを問いかけるのであるわけだから。この本につづられている体験は、ごくわずか。ほんとうに光をあてた調査の必要性は明らか。そして、著者たちがすすめている調査研究の今後も、大いに期待させられるわけでもあるのだなあ。
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戦時中に、東京や大阪などの都市部の子供たちが集団疎開ということで地方の農村などに避難させたところで、親が空襲などにより犠牲となり、集団疎開をして生き残った子供たちという事実からして、これも戦争孤児と言われるものではないかということにも焦点を当てる必要もあるのではないかと見受けられますよね。
こうした子供たちについては、多くは親戚などに引き取られたこともあれば、親戚なども犠牲となってしまい、結局は誰にも引き取られることもなく、戦争孤児となってしまった子供たちの、戦後の人生などについて、さまざまな苦難もあり、こうした振り返りというものも、ひとつの教訓として受け止める必要があり、私たち日本人が、自ら向き合うべきものでもあるのではないかということも、キャリアコンサルタントとして、これからの子供たちなどの就労や進路指導などにも、活かしてみても良いのではないかということも、つくづく感じてしまうところではありますね。
投稿: asa | 2015/12/16 19:41