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2015/11/05

名古屋市教委調査 20人「いじめ見た」 自殺の中1「もう駄目かも」

 うーん、くり返されるいじめ自殺。ほんとうに、いじめが広範に広がっていることをしめしている。

名古屋市教委調査 20人「いじめ見た」 自殺の中1「もう駄目かも」(東京新聞)

 「学校でいじめを受けた」と遺書を書き名古屋市内の地下鉄駅で市立中学一年の男子生徒(12)が自殺した問題で、市教育委員会は五日、在籍する中学の生徒約五百人に実施した無記名のアンケートで、二十人が「悪口や仲間外れなどのいじめを直接見た」と回答したと発表した。本人から相談を受けた生徒は三人、本人以外から「いじめがある」と聞いた生徒は五十七人に上った。
 これまで学校は男子生徒へのいじめを把握しておらず、あらためていじめへの対処の難しさが浮き彫りとなった。市教委は、生徒が十月中旬、同じ卓球部の同級生に「もう駄目かもしれない」と話していたことも明らかにした。
 市教委の三浦友久指導室長は「結果を重く受け止める。いじめがあったことを前提にして調査を続ける」と述べ、男子生徒の父親は「勇気を出して回答してくれた生徒に感謝したい」とのコメントを発表した。
 アンケートは四日に実施。いじめをうかがわせる事例を挙げ、「直接現場を見た」「本人から聞いた」「本人以外から聞いた」「いずれもない」の四つの選択肢の中から複数回答方式で答えてもらった。伝聞にはメールや無料通信アプリLINE(ライン)の情報も含まれるとした。
 その結果「冷やかしや悪口、脅し文句を言われていた」の事例では、十三人が目撃したと回答、本人以外から聞いたとする生徒が三十九人に上った。……

 SNSでいろいろな人の議論を見ていて、やはり、いじめについての見方がほんとうに転換されていかないと、子どもの世界はほんとうに大変。いじめが日常的に存在していることを認めるにしても、それにどう対応するのか。いじめは、日常的な子どもの人間関係の延長線上に、さまざまな要因で生じるとすれば、その人間関係をどうとらえるのか。そこを肯定的にとらえながら、解決を見出さないと、問題は絶対に解決しない。だけど、その議論にはあまりにも遠いなあ。
 一方で、あるということに、慣れっこになっていって、この問題への感受性が低下していくこともかなり心配。うーん。

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コメント

市教委の三浦友久指導室長は「結果を重く受け止める。いじめがあったことを前提にして調査を続ける」と述べ、男子生徒の父親は「勇気を出して回答してくれた生徒に感謝したい」とのコメントを発表した。

ということがキャリアコンサルタントから見た、いじめに関する問題についての本質的な見立てそのものであり、これを教訓として、いじめそのものを防ぐことこそが、このいじめによる自殺が発生した学校側が、自ら解決すべき課題ではないかと見受けられるのではないかとみて間違いありませんね。

そのための第一歩として、教育委員会の指導室長が、「いじめがあったことを前提にして調査を続ける」と述べたことに対しては、キャリアコンサルタントとして、大いに共感するところであることは言うまでもありませんし、これにより、生徒の皆様が、自ら勇気を出して回答してくれたことに対しても、誇りを持って、自らの問題として解決しようとする姿勢の表れのものであるということにこそ、大いに共感し、これこそを、今後の学校生活にみならず、日常生活においてのコミュニケーション改善などを通じての社会的学習経験のひとつであるということで、卒業してからの進路をはじめ、これからの就職してから、共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来るようになることを、ひとつの長期的な目標に置き換えて、そのための合理的な職業選択の意思決定をはじめとして、これをベースに、キャリア発達というものにつなげていくことで、中長期的なライフキャリアプランというものを、自ら描いていけるようになることで、さまざまな転機においての選択や回避などの意思決定というものも、ひとつの大きなステップのひとつでもあるのだということで、これを個人主義のベースとすることで、個と組織の共生というものに繋がり、個人が自立・自律していくことで、こうした組織全体にとってのメリットにも繋がり、これが日本全体の運命を大きく変えていくことが出来るきっかけのひとつの出来事として捉えてみることで、こうしたいじめられている被害者に対しても、いじめをしている加害者に対しては、自らが恥を忍んで、どんどん涙を流し続けていくことになろうとも、そっと静かに暖かく見守っていくことで、そっと静かに歴史の闇の中に葬り捨ててしまうことで、再発防止につなげていくことでこそ、自殺した生徒の皆様に対する何よりの供養であるということで、この男子生徒の父親からの感謝の気持ちというものこそ、ひとつのロールモデルとして、今度は、全人類が共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来るように、天皇陛下と共に、そっと静かに暖かく見守っていくということを、私たち日本人にとっての究極の自己実現に繋がる大きな目標として、これを個人主義のベースとして、国内に限ることなく、国境を乗り越えて、国際社会に対して、良いロールモデルとして、どんどん見せ付けていくということを誇りとして、恩返しをしていくということを、外交カードに利用していくことにすれば、キャリアコンサルタントとして、大きく期待したいところですね。

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