いのち 瀬戸内寂聴 密着500日
Nスぺ。ただただすごいなあ。感動とあを超えている。まだボクにはわからない境地なのだろうな。
文化勲章受賞者、作家で僧侶の瀬戸内寂聴、1922年生まれの満93歳。そんな彼女を過去5年間、至近距離から記録しつづけたプライベートな映像がある。これまで「どうしてそんなにお元気なんですか」と尋ねられると「元気という病気よ」と笑って答えていた寂聴。しかし、2013年から1年間連載した「死に支度」には、残り時間を意識した心の揺れが投影されている。連載終了後は、激しい腰痛のため入院。その入院先でがんが見つかり、手術を受けた。一時は「もうこのまま生きていても仕方ない」と鬱々とした日々を送った寂聴だが、厳しいリハビリの末にいまようやく再起の時を迎えつつある。
誰もがやがて必ず経験する「老い」。その苦しさ、奥深さ、そして豊かさを、初めて公開される瀬戸内寂聴のプライベート映像を通して描いていく。
とても生臭い?人だと思っていた(笑)。だけど、ほんとうにそう。自分に正直な人なのだと思う。その何とも言えない、心持が、説得力と訴える力をもつ。生をめぐる葛藤など、ほんとうにそうだな。可愛いというよりいまでも怖いぐらいの思いが伝わる。
去年の12月、寂庵の前を歩いていた。そのころ、こんな大病に向き合っていたのか。そして、あの国会前のスピーチの背景にはこんなことが…。
ある意味で、生命力へのきずき、そこに支えられたメッセージをボクらはうけとっているのか? 学び、受け継がないとなあ。おどろきのドキュメント。
« シリーズ東日本大震災 追跡 原発事故のゴミ | トップページ | 外務省「歴史問題Q&A」から「侵略」「植民地支配」が削除されました »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ソウルの春(2025.02.05)
- ちあきなおみ 〜喝采と沈黙の間で〜(2025.02.03)
- 「崩れゆく世界遺産 軍艦島を守れ~閉山50年 よみがえる生きた証~」(2025.02.02)
- やり直し会見、会場に400人以上 フジの体質問う質問目立つ(2025.01.27)
- 戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢(2025.01.20)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 絵本作家のいわむらかずおさんが逝去 フジテレビ労組、組合員が急増 専務が労組とのやり取りで辞意表明(2025.01.23)
- ハン・ガン ノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」(2024.12.20)
- 劇団タルオルムの「マダン劇 島のおっちゃん」(2024.12.07)
- 各社序盤情勢、自民への反発大きく にじむ既存政党離れ(2024.10.17)
- ノーベル平和賞に日本被団協 被爆者の立場から核兵器廃絶訴え(2024.10.11)
「平和」カテゴリの記事
- 森友文書の不開示決定、高裁が取り消し「有無も答えないのは違法」(2025.01.30)
- 戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢(2025.01.20)
- 米各地で反トランプ集会 「沈黙するな」と気勢(2025.01.19)
- 「『オールドなもの』への敵意──左右対立の消失と新たな争点」、【詳細】内乱首謀した疑いで拘束 ユン大統領 取り調べ終了(2025.01.15)
- 「どう喝外交」世界動揺 トランプ氏、就任まで1週間 同盟国・友好国にも矛先(2025.01.13)
「政治」カテゴリの記事
- 3割近い公立小中校で教員不足の可能性 教頭会調査で指摘(2025.02.06)
- ソウルの春(2025.02.05)
- 昔のお家芸も「グループ外に出す覚悟」パナソニックがテレビ撤退検討(2025.02.04)
- ちあきなおみ 〜喝采と沈黙の間で〜(2025.02.03)
- 「崩れゆく世界遺産 軍艦島を守れ~閉山50年 よみがえる生きた証~」(2025.02.02)
« シリーズ東日本大震災 追跡 原発事故のゴミ | トップページ | 外務省「歴史問題Q&A」から「侵略」「植民地支配」が削除されました »
コメント