民主主義ってなんだ?
高橋源一郎とSEALDs(奥田さんと牛田さんと芝田さん)の対談。うーん、やっかい。もともと、ボクは、朝日の論壇時評を読んでいて、そんなに高橋さんのことは評価していない(苦笑)。その高橋さんがしゃべりすぎ(笑い)。だけど、その議論は、魅力的な面と、そうでない面と。高橋さんの民主主義論は、やっぱり一面的な感じではある。その発展性みたいなものは買うけどね。SEALDsのことを知りたくって、この本を読むんだけど、SEALDsを一つの現象としてみるのならば、この本でそのことがわかるのか? 特殊な奥田くんと牛田くんである感じもするし、そこに一つの若者像がある気もするし、ものすごく魅力的だけど、荒削りで、やっぱり感じとしては保守的で、発展性もあるし。もっと、広く若者のことを知らないと、ちょっとというのもね。だけど、そのように若者を論評してもしかたがないわけで。ともに歩み、ともに考え、悩むことだな。やっぱり、若者はすごいし。むしろここで発題されている問題をどううけとめるのかということ。民主主義と立憲主義の問題や、そもそも民主主義ってなんだっていうことは、ボクらも戦争法のたたかいのなかで考えていたことだし、問題提起は悪くないじゃん。だけど、議論はやっぱり狭い感じ。ならば、それを超えるような議論や問題提起を、ボクらがどれだけの説得力、魅力をもって語れるのかどうかだってことだろうなあ。それを突きつけられた感じだな。
« 「9条改憲の本音を言わず着手」 古屋・自民本部長代理 | トップページ | 慰安婦強制連行否定の高校教材、大阪府教委が10月中にも作成 朝日の記事取り消し受け »
「平和」カテゴリの記事
- 法案成立率98.3%=少数与党で修正急増―通常国会(2025.06.20)
- ショッキングなニュースが続く(2025.06.18)
- 舟を編む 〜私、辞書つくります〜(2025.06.17)
- 全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(2025.06.15)
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
「読書」カテゴリの記事
- 社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は(2025.06.10)
- 劣化する米国、吉見俊哉さんの見方 非対称な関係、見直す時 トランプ氏再選、背景に帝国主義(2025.06.02)
- 6月号ができています(2025.05.11)
- 沖縄県民の戦場動員は行政にも責任 関東学院大名誉教授の林博史さん 4月17日発刊の新著で網羅的に解説(2025.04.17)
- 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(2025.03.11)
「政治」カテゴリの記事
- 法案成立率98.3%=少数与党で修正急増―通常国会(2025.06.20)
- 誰が「問題児」を作るのか(2025.06.19)
- ショッキングなニュースが続く(2025.06.18)
- 舟を編む 〜私、辞書つくります〜(2025.06.17)
- 「研究力低下の要因」 無期転換ルール巡り、半数の国立大が回答(2025.06.16)
« 「9条改憲の本音を言わず着手」 古屋・自民本部長代理 | トップページ | 慰安婦強制連行否定の高校教材、大阪府教委が10月中にも作成 朝日の記事取り消し受け »
コメント