(再稼働を問う 教訓どこへ:上)高線量下、突入誰が 過酷事故訓練、飛ぶ怒号
こんなことが、行われているなんて、驚くというか、異様というか、理解できないというか。どうなってしまっているのかというか…。
(再稼働を問う 教訓どこへ:上)高線量下、突入誰が 過酷事故訓練、飛ぶ怒号(朝日新聞)事故を起こした原発を止める高い放射線量下の作業をだれが担うのか。福島第一原発事故で日本が直面した難題が、再稼働によって、現実の問題として突きつけられている。
「行きたくない。家族がいるんだ。電力の社員が先に行くべきだ」
今年1月、東京都三鷹市にある会議室で怒号が飛び交った。原発の安全対策のため電力会社などがつくった民間団体、原子力安全推進協会が今年から採り入れた過酷事故対策の訓練だ。
原発でテロが起き、全電源を喪失。高い放射線量の現場にけが人が取り残されたという想定。救出を命じられた孫請けの若手社員が反発する。どう判断し、命令し、行動するか、参加者が自ら考える。
全国の原発から集まった所長の補佐クラス20人ほどが、電力会社、下請け、孫請けの社員役になる。部屋は真っ暗。煙をたいて視界を悪くするなど事故時の混乱と緊張を再現した。一定時間を超えると線量計のアラームが鳴る。どう振る舞うかのシナリオはない。時間が迫る中、ある参加者は思わず「行ってくれ」と部下役に土下座した。…
だれが、命を犠牲にして、対処するのかということが、前提になっている。うーん。
だけど、これを狂気とはよぶまい。なによりも、様々な段階での政治的な、経済的な選択と判断によって、意思をもっておこなわれているのは否定できない事実。その論理、責任の所在、メカニズムについて、もっときちんと明らかにしないといけないなあ。
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