非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディング vol.18 NEW! 明日、戦場に行く
強行採決。そのシーンを何度見ても、悔しくて、悔しくて、涙が出てくる。やっぱり、この日は、忘れないだろうと思う。
夜は、申し訳ないけど、国会には向かわず、恒例の非戦を選ぶ演劇人の会のピースリーディングに。申し訳ないなあと思ったけど、同業者のKさんにあったので、ちょっとホッとしたり(苦笑)。
内容は、ずばり戦争法のもとでの自衛隊。この法案の問題では、いわゆる立憲主義の角度から議論されることが多いけど、「非戦」の会らしく、平和の角度から正面から。大地震を経験した中学生が自衛隊をめざすという設定から。殺し殺される自衛隊への変貌を問う。その自衛隊の変化を追いながら、その背景にある、安保というものに迫る。イラク戦争、そして、「日米同盟:未来のための変革と再編」でどう変化したのかということに迫る。どこまでもアメリカに従属する日本のありよう。こうした議論は、やっぱりきちんとされなければいけない。
もちろん、物語は自衛隊の存在を前提としている。実際に、憲法のもとで、自衛隊が存在してきたと言うことが反映している。これはとても大きな問題で、だから3割の憲法学者も自衛隊は合憲としている現実がある。そのことは、ボクらも、その議論の方法論も含めて、説得力をもった議論を提示をしていかなければいけない。ここも問われていることはそうだ。
と、同時に、いまある、その戦後の九条がつくり出した現実そのものの危機がいまここにある。
だけど、物語と言っても、リーディングのシナリオそのもののほとんどは、現実で起こっていること。現実そのものが、ほんとうにドラスティックでドラマティックだということ。そういう激動の現実のなかで、ボクらは生きている。
リーディングが終わって、国会に向かおうかといっしゅん悩んだけど、ボクの体力じゃちょっと、明日、働けなくなる。やらなきゃならないことって多いから、自制。明日もがんばらないといけない。
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