防衛省が大学に研究費 軍事応用も視野、公募開始
いよいよはじまった。デュアルユースってやつ。
防衛省が大学に研究費 軍事応用も視野、公募開始(朝日新聞)国の安全保障に役立つ技術を開発するとして、防衛省は大学などの研究者を対象に研究費の支給先の公募を始めた。研究者に直接お金を出すのは初めてで、最大で1件あたり年3千万円と一般の研究費に比べて高額だ。軍事応用が可能な研究分野の広がりが背景にあり、戦後、軍事研究と一線を画してきた日本の学界にも課題を突きつけている。
公募対象は大学、独立行政法人、大学発ベンチャーや企業。今年度の予算は3億円で、8日に募集を始め、8月12日に締め切って10件程度を選ぶ。成果は「将来装備に向けた研究開発」で活用するとし、実用化の場として「我が国の防衛」「災害派遣」「国際平和協力活動」を挙げた。
支給額は文部科学省の科学研究費補助金の1件あたり年平均約200万~300万円より高い。基礎研究に限定し、成果は原則公開、研究者は論文発表や商品への応用ができる。防衛省の担当者は「安全保障への活用の遠いゴールを示しつつ、広く応募してもらえるよう工夫した」と話す。…
アメリカのやり方をまねたってことだろうけど、すでに、日本でも、JAXAなどで、先行的におこなわれてきた。ほんとうに、学問研究が軍事に浸食されていく。それだけに、大学、科学者の社会的な責任の中身を問い直すことが求められているわけだけど。だけど、現在科学は莫大な研究費を欲するだけに、どんどん事態はすすんでいくのかもしれない。青色ダイオードの中村さんがアメリカで永住権をとったのは、軍のお金の欲しさからだって、本人の言っていた。そういうことが日本でも。うーーん。
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