戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り
ドキュメント映画「戦場ぬ止み」の制作日誌をベースにつくられた本。ここ数年、辺野古、高江に通い続けた三上さんらしい本。映画もそうだけど、あまりにもの理不尽に、悔しさで、心がいっぱいになって、涙なしには読むことはできない。辺野古の運動の先頭にたつ、おじいやおばあの思い、そこに暮らす人々の思い…。だけど、その思いには、そこに暮らす人間としての、したたかさと、そしてだからこその深い思いがうきぼりになるのだ。そこにある、いまこそ「戦場ぬ止ぬ」の願い。本当は、その意思表示を昨年した、だけど、それをふみにじる政治に、それでも知事とともに、たたかう意思をこめた沖縄の人たちの思いがつまった本になっている。そして、戦争法案の審議のさなか、辺野古をめぐるたたかいも大きな山場を迎えることになった。
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