20世紀の戦争とは何であったか
ずっと以前に読んだはずの本を、再読。木畑論文を中心に。なかなか興味深い。この20世紀の戦争にかかわっては、戦争の違法化との関係で論じることが多いけど、どちらかというと、総力戦という戦争と社会とのかかわりのなかで、考える。第一次世界大戦という帝国主義の時代の戦争から、総力戦が、第二次大戦でどのように変容し、それが反ファシズムという面をもつようになったのか。しかし、同時に、そういう議論を、この前読んだ、木畑さんの『20世紀の歴史』の帝国主義の崩壊の過程、反(脱)植民地主義の流れのなかで、読み直してみると、なかなか新しい発見があって、なるほどなあと、さらに思えるところがあったりする。そういう歴史の流れと、いまの戦争法の流れとのかい離というか、逆向き加減が、なおさら日本の混迷を浮き彫りにするようにも思える。
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